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インナーライフ〜内なる生命・2

外側と内側が切り離せるほど自由で豊かになる

· インナーライフ

内的体験の質や深さを決める、インナーライフとは「内側にいる人」であり、「内なる生命」。

肉体や物理的なパワー、影響力が衰えてくるころから、インナーライフが如実に表に現れてくる。

肉体よりもインナーライフが優位になるということ。

いつまでも肉体的な部分や外側、そして様々な「外からやってきた常識や思い込み」に主導権を握らせ受動的に生きていると、インナーライフはパワーを落とし、弱弱しくなっていく。

そして、それに呼応するように、衰えた姿がやがて外側の肉体的特徴に現れてくるのではないかと思っています。

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インナーライフについて、私は時々いろいろと実験していて、例えば、今自分の外側に現れている肉体を一旦「着ぐるみ (例えば、40代の女性の着ぐるみ)」と想定し、内側にティーンエイジャーやリッチなセレブを入れてみたりしてそのインナーライフの変化を遊んでいます。

すると、例えば若い頃は、いかに自分がまだ何もしらなくて、世界は可能性に満ちていて、いろんなものをワクワクと面白がれる瑞々しい感性があったか・・そんな感覚が蘇ってきます。

そして意識が変わると実際に現実の見え方、気づくもの、果ては自らの行動や選択もすべてが影響され変化していきます。

またその瑞々しい感覚に呼応するかのように頬や口角が自然にあがり、目は輝きを増しぱっちりと開かれる感じがしてきます。

顔の筋肉は微細なインナーライフの変化に如実に影響をうけます。だから、本質的な若々しさや美しさは、高額な化粧品やエステで何とかなるものではないのです。

世界ってこんなもの、とか、当たり前である、あきらめ、という感覚は、好奇心を削ぎ、結果として筋肉の緊張〜つまり「張り」を失わせます。表情で言えば、頬の肌の張りはおちて、しわができたり、「つまらなさ」を漂わせるデフォルト表情になっていくわけです。

あるいは、いつも満たされない感情を持っていると、がっかりする脱力やゆるみ、そして不満から来る怒りの表情がデフォルトになっていく。

デフォルトの顔は如実にその人の普段のインナーライフの姿を物語るのです。

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30代半ばから40代、主導権は肉体、遺伝的なものからインナーライフへ移ります。実は、だからこそ、より自由や豊かさを得るための大きなチャンスともいえるのだと思います。

どういうことかといえば、インナーライフは主体性をもち得、意識的に外側の出来事、物理的な次元と切り離すことができます。

意識の持ちかた次第で、日常のちょっとした出来事の中に、あふれんばかりの感謝や喜びをみつけて味わうこともできる。

最悪と思えるようなカオスの中に希望の光をみつけ、至高体験とすることもできるでしょう。

些細な人の言動の中に、限りない愛をみつけ感動することができるかもしれない。

肉体に視点を移すと、実年齢でいえばだいたいこれくらい肉体が年老いてるイメージ、という既成概念や潜在的に思い込んでいるイメージを超えて、自分の生きたい年齢を、勝手に決めることもできる。

寿命のイメージ(だいたい何歳くらいで死ぬだろう、という無意識に自分が持っているイメージ)を超えて、100年、120年を生きるライフスパンをイメージしていく。

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その長さを生きるのだ、というイメージ、これから何十年もの人生があるという時間をリアルに想像できたときに、意識の中で今の身体を若く保たねばならない(あるいは若返らなければならない)というスイッチが入るわけです。

肉体は、霊に従う。目的があって初めてエネルギーが起き物理的なものが従ってくる。

多くの場合、外側の出来事と、内的な体験が自動的に紐づいているし、大人になればなるほどその傾向は強くなるのだけれど、その自動的に紐づいたものをほどいていくイメージでしょうか。

そういった、外側と内側が切り離せるほど、インナーライフは自由にイキイキとしてくるのです。

時の流れや、常識的な縛りから放たれて「こうありたい」自由な姿や命を取り戻していくプロセスに乗っていくことができるのだと思っています。

8.2.2018 written by Kayoko Tamari